ビオトープレイアウト、作り方−プラ舟、トロ舟ビオトープ−ベランダでメダカ、金魚、水草

ビオトープレイアウト、作り方−プラ舟、トロ舟ビオトープ−ベランダでメダカ、金魚、水草
ビオトープは昔からある遊びです!
古くは江戸時代、それ以前であっても、樽や容器に水を張り、魚を泳がせたり、家の周りに穴をほって水を流して池をつくったりしたことでしょう。
金魚は有名ですが、メダカにかぎらず、日本淡水魚、日淡といわれる川魚は飼われていたことでしょう。鯉などはさらに有名で、要するに、だいぶ昔から日本庭園に池ができたころからはすでにビオトープはあったと考えられると思います。
よく、枯山水などといって、寺院の庭などではあまり、池などはみかけません。どちらかというと、お金持ちの個人宅か、料亭というところにあるようです。おそらく、生簀のようなイメージがあったのかもしれません。
バケツに水を張ればビオトープ!
最近は105円でバケツは充分買えます。いいバケツです。
これ1つでビオトープが作れます。バケツを買ってきて屋外に出して、雨が溜まるか、水を入れておけば、いつかビオトープになります。微生物も湧くでしょう。魚はさすがに自然発生はしませんが、、、
ホウネンエビの卵でも買ってきて撒いたらいいかもしれません。
発泡スチロール箱でビオトープがもっともメジャーでした
昭和時代はかなり高度経済発展が激しく、資材もどんどんと変わっていきました。
中でも食品、生物はほとんど発泡スチロール製の箱に入って売られていました。魚屋さんという、魚だけを専門に扱う商店が商店街にありました。都会で育った子供にはわからないかもしれませんが。
とにかく、魚市場関係では嫌というほど目にする発泡スチロールBOX。これがもっともいいビオトープの入れ物でした。
なぜか、高級なお歳暮はこれに入ってくるわけです。
また、最近ではとにかく、通販が盛んで、なんでも通販で買えます。発泡スチロールもこのおかげでダンボールとともに、必須資材の1つとなりました。おそらく、値が落ちないものでしょう。原油高騰などありますから、代替資材がでないとこまりますね。ペットボトルも今後、何年使えることやらといういこともありますが、まずは、現状では一番便利な発泡スチロールです。
ただし、火がつかないように気をつけてください。燃えます。
ビオトープを嫌う人が居る
なぜか、庭に草が1本も生えていないような家では、子供がビオトープや昆虫を買うことはほとんど許されないと思います。
性格なのでしょう。おそらく、無理をして言って頼んでも争いしか起きません。諦めましょう。おとなになって一人暮らしができるようになったら、思う存分やってください。また、理解ある人の家でビオトープをやらせてもらうことです。田舎の方はいいですよ。自由で、そういうことは思う存分やらせてもらえるでしょう。
おそらく、子供の教育になる?
子供が好きでビオトープをやりたい、何かを飼いたいというのは、本能でこれが生きるために必要な訓練だから、言っているわけです。
大人のわがままで考えを押し付けたり、しまいに育ててるんだからといって、やつあたりまでするような人がいることは非常に残念ですが、実際、良く目にします。
しかし、そういう人はじゃ、ビオトープで魚を育ててみれば?わかると思います。育てた苦労をサカナに返してもらおうとか考えているのか?さかなが迷惑なことをして、怒るのか?サカナに大声で怒鳴るのか??
さかなも一応音を聞けますが、さすがに言っても意味のわからないことを言うことほど無駄なことはありません。怒る以外にやることっていっぱいあるわけです。そういうことに少しでも気がつけばいいのにと思います。
生きるための訓練になっているはず?
結局、ゲームもPCも会社員になったら、作業系の仕事でもPC入力ができないと仕事になりません。車だって運転できると仕事があります。
子供が好きな事は結局生きるために将来必要になるからこそやっているわけです。それを本能的に求めているというのが、凄いところです。
受験勉強でいい大学へ入る、そこまではある意味、品質を保つくらいの意味合いで、本当はもっと鍛えなければいけないことってあるのだと思います。
ビオトープで食料難を乗り越える?
おそらく、これが本能が訴えている最大の理由だと思うのですが、家庭菜園が流行ったように、自分で食糧確保です。身近に狭いスペースで食糧確保するにはどうすればいいか?
ビオトープ? 恐ろしい発想ですが、正直、小魚と小エビくらいだったら結構いいペースで増やせます。いいですね。キッチンガーンデンにキッチンビオトープ?おまけにさかな目当てによってきた鳥を食べたら一石二鳥です。でも野鳥は決められた鳥以外はとってはだめです。
これは冗談ですが、少なくとも大事なことが見えてきます。
ビオトープで微生物の存在と価値を思う存分味わう
これが一番大きいです。
なによりも視野が広がります。
微生物が大事?
誰が教えてくれるのでしょうか?言われただけで理解する人はいません。
自分たちが生きていられるのも微生物のおかげなんです。
それがわからなくなると、おそらく、微生物を世界から排除してしまい後で後悔するでしょう。
さすがにそういう公的機関で研究してるので、そういうことはしないと思いますが、個人が理解するのに一番いい方法です。
ビオトープに湧くボウフラはメダカで対処
これはボウフラも1つの生命体で貴重な生き物ですが、
蚊になって病気を媒介されたらやっかいですので、ボウフラは退治したいところです。
しかし、ネイチャービオトープですので、さかなに食べてもらいましょう。ちょうどいい餌です。
メダカなら少数であれば、自然に湧くボウフラとプランクトンで餌を与えなくても生きていきます。
これは理にかなっていることです。
池があるから蚊が出るんだ!と、何もわからない人はいいがちですが、中に魚が居たらそんなこと心配いらないです。たしかにアレルギーは大変です。神経質にもなります。
しかし、世界では、アレルギーの原因が子供の頃に細菌などと接触する回数が極端に少ないために発生している可能性があるというようなことが言われているようです。
何がいいやら、、わかりません。
餌を与えなくてもメダカが生きられる?増えていく?
ビオトープでは餌を与えない、水も雨が降れば足してくれるので何もしない。放置ビオトープが可能です。
なぜ、メダカは餌なしで生きていけるのか?これが単純な疑問です。
餌なしで生きられるんだ、メダカは。食べなくても。。。と言い出しかねない、現代の風潮もありますが、そうじゃなくて、餌を与えていないのに自然の環境下から餌を摂取している、と理解して、どうやって餌をとっているのか?それを考えることが一番の勉強になると思います。
ほんとうに不思議ですよ。
また、新品の真っ白な発泡スチロールBOXが緑色になり、汚い水か?とおもいきや、豊かな水であることに気がつく頃には立派な研究者の卵になっているでしょう。
大人はビオトープをやらないのか?
実は、安くて、簡単で何もしないことは、カッコをつけた大人はあまりやりたがりません。恥ずかしいからです。
しかし、ビオトープをやりたくて、ビオトープなんてかっこいい言葉を使い出しました。
ただ単に、ベランダの池です。子供の遊びじゃないという主張でしょう。
大人が真剣に癒やされるのにも充分なものがあります。
ベランダに大きな白い鳥が降りてきて、池で魚を狙っている光景とかまじかで見れたら感動しませんか?
ビオトープに合う魚は?
ビオトープに魚を入れたいとします。何を入れますか?見た目がいいもの、ほしいものを入れますか?
魚は目立って、きれいな方がいいのですが、希少なレア物の方が飼育のよろこびを味わえるのですが、、、
そういうことだけで始めるとあとで面倒です。
上のものはやってやれないことはないですが、手間を考えるとかなりの違いがありますし、しだいにだめになるものがあります。
オススメは、「安いメダカ」です。
状況によりほとんど手入れがいりません。
メダカはいいです、楽で、これからメダカ掬いとか、食用メダカとか流行らないでしょうか。。
これほどいい生物は珍しいものです。
レイアウト例 1
設備)
水槽:90cmトロ舟(工事用のモルタルなどを混ぜる容器)
底砂:川砂、砂利(1cm厚以下)
ろ過装置:なし
エアレーション:なし
照明:太陽光(1/3くらいは直射日光が3時間くらい当たる)
水草:ホテイアオイ、藻類
生体:ヒメダカ×20
その他:さざえの殻、植木鉢